Column お役立ちコラム

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転職ハウツー

保育士転職で後悔しないための、自分にとって「いい求人」の探し方

保育士が転職を決意する理由はさまざまです。東京都の調査によれば、保育士が退職した理由のトップ3は「職場の人間関係」「給料が安い」「仕事量が多い」でした。

転職するなら、今の職場よりも条件のいい職場を見つけたいですね。そのためには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。実際に転職をする前に、「いい求人」を見極める力を身につけましょう。

1:転職に何を求めているかを明確にする

転職を決意する理由は人によって異なります。まず「なぜ転職をしたいのか」「なぜ今の保育園を辞めたいのか」、理由をはっきりとさせましょう。ポイントは「なぜ」を3回問いかけることです。

たとえば、人間関係に悩んでいる場合は、「なぜ今の人間関係が嫌なのか」と深堀りします。その結果、「自分の思ったような保育ができないから」「意見を言いにくい環境だから」といった理由が出てきたとしましょう。

ここでもう一度、「なぜ自分の思っていた保育をやりたいのか」「なぜ意見を言いやすい環境がいいのか」と問いかけます。すると、「英語やピアノといった専門的知識も活かしたいから」「意見を言い合って同僚と切磋琢磨していきたいから」という、本当の理由が出てきます。

転職したい理由をここまで深く考えると、転職の軸が明確になり、本当に自分にあった求人を選べるようになるはずです。

2:条件に優先順位をつける

転職したい理由が明確になったら、実現するための条件を箇条書きで、できるだけ具体的に書き出しましょう。

(例)
・英語やピアノの知識を活かしたい→英語やピアノのカリキュラムが用意されている
・同僚と切磋琢磨していきたい→多様な経験を持った保育士が多い園
・残業や持ち帰り業務は少ない職場がいい→残業時間は月に○○時間まで
・収入アップしたい→月収が○○万円以上

すべて書き出したら、絶対に譲れない条件は何かを見極めます。すべての条件が叶えば一番いいですが、現状は難しいです。譲れない点、妥協できる点を決めておくことで、転職がスムーズに進みます。

3:条件にあう求人情報を探す

希望条件を明確にしてから、求人情報を探し始めます。譲れない条件が明確になっていれば、多くの求人情報を目にしても、戸惑うことはありません。保育理念や仕事内容、ポジション、待遇や働く環境など、細かくチェックしましょう。

求人情報には多くの場合、求める人物像が書かれています。自分が求める人物像に合致するかも合わせて確認しておきましょう。

自宅から近い、家賃手当がつく、給与が高い、知人が働いている。こうした理由で、自分の希望条件とは異なっていても就・転職を決めてしまうケースがあります。その場合、働いてみてからイメージと違っていたと、再び転職活動を行うことになりがちです。転職の軸は常にぶれないようにしましょう。

4:企業研究を行い、求人情報以外の情報も集める

気になる求人をピックアップできたら、保育園のホームページを見たり、パンフレットを取り寄せたりと、求人情報以外の情報も集めます。最近はブログやSNSをやっている園もあります。写真も豊富ですし、保育士が更新していることも多いため、雰囲気がつかみやすいでしょう。

口コミサイトもありますが、個人の意見や感情が大きく反映されているため、参考程度にとどめておきます。

求人を見ていると、さまざまなサイトに常に求人を出している園があることに気づくかと思います。大規模な経営母体の園や新しい園の場合は、さほど心配する必要はありません。しかし、系列園が少ないにもかかわらず常に求人を出している園は、保育士の定着率が低く、常に人手不足の可能性があります。

保育士の定着率が低い理由としては、人間関係が悪い、業務量に対して給与が低い、残業が多いなどがよく挙げられます。そのような園に応募する場合は、ホームページや口コミをチェックし、事前に情報を集めておきましょう。

5:転職エージェントを活用する

自分にとって「いい求人」の探し方を紹介してきました。しかし、毎日忙しく働く保育士にとって「なぜ」を3回繰り返して転職理由を明確にしたり、数多くの求人情報から自分に合う求人だけをピックアップしたりするのは、時間もかかり、簡単なことではありません。

だからこそ、経験豊富な転職エージェントに相談し、アドバイスをもらいましょう。転職理由の深堀りや自己分析には客観的な視点もあった方がいいですし、今まで気づかなかった新しい自分の強みがみつかることもあります。

後悔しない転職のために、保育士転職支援のプロ「保育キャリアベース」へ相談を!

転職したいけど軸がまだ決められないといった、もやもやした段階からの相談でOKです。豊富な保育士経験を持つキャリアアドバイザーがお話を伺いながら、転職したい理由や希望条件などを一緒に整理していきます。

希望条件の優先順位が決まったら、条件にあった求人を紹介します。保育キャリアベースでは一都三県を中心に、保育園の正規職員、契約職員、パート、事業所内保育所(託児所)、病児保育、ベビーシッター、認定こども園、幼稚園(幼稚園教諭免許保持者)など、保育関連の仕事を幅広く紹介可能。あなたの適性にあった職場を紹介できるため、理想の職場に出会えるでしょう。

ぜひ、お気軽に保育キャリアベースへ相談してみてください。

執筆・監修について

【プロフィール】

木村 文哉。1985年大阪生まれ。新卒で美容業界に特化した採用・教育・集客・経営コンサルティング業を営む会社の営業職にて8年間従事。その後、2016年株式会社Kids Smile Projectへ転職(2020年3月(現)東証グロース市場への上場を経験)し採用責任者として4年間で延べ5,000名以上の面接を行い、1,500名の保育士採用と42園の新規開園を実現し待機児童問題の解決に尽力。また運営部責任者として評価制度・研修制度の構築も手掛け、離職率を前年比8ポイント低減。その後、新規事業の立ち上げ全般も手掛けるなど幅広い領域にて経験を経て、2022年6月株式会社H&C baseを創業し代表取締役を務める。(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314498)

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