「人間関係がつらいから環境を変えたい」…悩める保育士の転職準備・4つのポイント
人間関係に悩んでの転職は、待遇への不満による転職にはない難しさがあります。今、抱えている悩みは転職によって一旦リセットできますが、次の職場で似たような問題が絶対に起きない保証はありません。
では、いまの環境で我慢すれば解決するのかというと、そう単純な話ではありません。一度こじれてしまった関係を修復するのはとても大変です。とりあえずリセットする手段として、転職は有効な手段ではあります。
だからこそ、人間関係に悩んで転職する場合は、「環境を変える」ことに加えて、人間関係のトラブルを抱え込まない体質に「自分の内側を変える」ことも考えたいもの。両方を実践するために意識すべきことを、4つのポイントに分けて解説します。
1:人間関係がうまくいかないと思ったときは
人間関係でトラブルを抱えていると、職場で嫌な思いをしたり落ち込んだりする機会が増えるでしょう。まったく気にしないのは難しいので、短時間、例えば10分程度を「思いっきり落ち込んでいい時間」と決めてみるのもいいかもしれません。時間を区切って習慣にすることで、気持ちの切り替えがしやすくなり、過度に引きずることが減るという効果があります。
こういうときは、周囲からどう思われているのかを過度に気にすることはやめて、他者に関してはできるだけいい面を見るようにしましょう。次の職場が決まるまでのお付き合いと思えば、心に余裕ができてくるのではないでしょうか。
2:円満な人間関係を築きやすい自分になるために
どう付き合っても気難しい人や、気が合わない人もいますが、自分が少し意識を変えるだけで人付き合いが楽になることもあるでしょう。
誰しもまっすぐで誠実な人には、攻撃的な態度は取りづらくなるものです。些細なことでも「ありがとう」「すみません」といった気持ちを言葉にしたり、小さなミスでもしっかり報告したりと、小さな工夫を積み重ねていくうちに、相手の印象をプラス方向に変えられる場合もあります。
上司や同僚とコミュニケーションを密にして孤立しないことも、単純ながら重要です。意地の悪い人がいたとしても、「この人を攻撃したら、周囲を含めて面倒なことになりそう」と思ってもらえれば抑止力になります。
転職先で再び人間関係のトラブルに遭わないためにも、上記を意識してみてください。
3:人間関係で悩むなら、新規オープンや新しめの施設がオススメ
長く働いているスタッフが多い保育園は、園内の人間関係が固定化されていたり、派閥があったりすることもあるようです。長く働ける環境が整っているのは、いい面もありますが、人間関係に悩んで転職するなら、新しい施設に絞って探すのもひとつの手です。
新規オープンの保育園は、全員が同じスタートとなるので、人間関係を築きやすいというメリットがありますが、保護者や地域とのネットワークも新たに構築するので、忙しくなりがちです。転職に際して、何を優先すべきかをしっかり考えたうえで、希望に合った園を選ぶという姿勢は忘れないようにしましょう。
4:志望動機がネガティブになり過ぎないよう注意
選考において、転職理由は必ず聞かれます。原則としてネガティブな内容はNGですが、それまでの状況を隠すために転職理由を作ってしまうのはおすすめしません。人間関係に関する悩みがあったことは、正直に伝えましょう。
ただし、メインで話すのは悩みそのものではなく、「解決するためにどんな努力をしたのか」「これから、どのように働きたいか」です。困難な状況の中でも自分なりに改善しようとしたことを伝えれば、評価してもらえる可能性が高まります。
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